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2027年春のセンバツ(第99回選抜高校野球大会)の日程が発表されました。開幕は3月19日で、出場校を決める選考委員会は1月29日、組み合わせ抽選会は3月5日です。秋の地区大会から甲子園の決勝まで、日付の順に追っていきます。2026年10月時点の情報です。
センバツ2027の日程と会場
まずは大会そのものの日程です。開幕日と大会の日数、休養日の入り方を見ておくと、観戦や応援の計画が立てやすくなります。
第99回は3月19日開幕で13日間の予定
日本高等学校野球連盟(日本高野連)の第99回大会のページによると、第99回選抜高校野球大会は令和9年(2027年)3月19日(金)から13日間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれます。13日間には準々決勝の翌日と準決勝の翌日の休養日がそれぞれ1日ずつ入っており、雨が降った場合は順延です。何事もなく進めば、決勝は3月31日(水)になる計算で、主催の毎日新聞も「31日までの13日間」と伝えています。
センバツは日本高野連と毎日新聞社が主催する大会で、朝日新聞社が後援という形です。第98回大会の大会要項には、大会が1924年(大正13年)に始まったことや、夏の選手権大会のような地方大会を行わず、選考委員会が出場校を選ぶことが理念として書かれています。秋の成績が大きな材料になるとはいえ、優勝すれば必ず出られるという仕組みではない点が、夏の甲子園との大きな違いでしょう。
前回の第98回大会も3月19日に開幕し、13日間の日程で行われました。2026年は3月19日が木曜日、2027年は金曜日にあたるため、曜日の並びは1日ずれる形です。週末にあたるのは3月20日(土)と21日(日)、27日(土)と28日(日)で、21日の春分の日の翌22日(月)も振替休日となるため、大会序盤の土日は混み合うことが予想されます。
春休みに入る学校が多い時期でもあり、遠くから応援に行く家族やOBは、宿の確保を早めに考えておくと動きやすくなります。雨で順延が出ると後ろの日程がそのままずれていくので、宿や帰りの交通機関は変更しやすいプランを選んでおくのが無難です。とくに決勝の日は、順延の数によって4月にずれこむこともありえます。
なお、第99回大会は2027年の開催で、その次の2028年が第100回の節目になります。記念大会ではない通常の大会として、出場校の数や地区ごとの枠は前回と変わらない形で行われる予定です。大会の細かな決まりごとを載せた第99回の大会要項は、日本高野連のサイトで順次公開される見こみとなっています。
第98回の初日は、開門が7時30分で、9時01分から開会式が行われ、そのあと1回戦の3試合が続きました。第99回も初日は開会式と1回戦という流れになる見こみで、開会式から見たい人は朝早くの到着が必要です。
休養日は準々決勝と準決勝の翌日
13日間の日程には、選手の体を休めるための休養日が2日入っています。第98回の大会要項の「試合方法」には、トーナメント方式で行い、準々決勝の翌日と準決勝の翌日を休養日にすると書かれています。第99回も「準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む」と発表されており、同じ形で進むと考えてよさそうです。
ただし、雨などで日程がずれた場合の扱いも決まっています。準決勝までに2日以上日程が延びたときは、準決勝の翌日に決勝を行うとされ、休養日がなくなります。準々決勝までに3日以上順延した場合は、休養日の扱いや日程の変え方を主催者と阪神甲子園球場が話し合って決める形です。雨の多い年は、後半の日程が詰まることも頭に入れておきたいところです。
前回の第98回大会の日程と結果を見ると、準決勝は第10日の3月29日(日)に2試合が行われ、翌30日(月)が休養日、決勝は第11日の3月31日(火)でした。試合のある日は第1日から第11日までの11日で、休養日の2日を足すと13日間になります。第99回も順延がなければ、3月30日(火)が準決勝の翌日の休養日、31日(水)が決勝という並びになる計算です。第98回では、準々決勝の4試合が第9日の3月27日(金)にまとめて行われ、第1試合は8時31分に始まりました。翌28日(土)が休養日で、準決勝の日の開門は10時、決勝の日は11時と、ほかの日より遅めの設定でした。
選手の健康を守るための決まりは、休養日だけではありません。大会要項では、学校医の健康証明書を受けた選手でも、大会中のけがや病気で主催者が出場は不適当と判断した場合は出場を禁止するとしています。投手には大会前と大会中に肩やひじの関節機能検査(レントゲン検査を含む)が行われ、重大な障害が見つかった場合は大会運営委員会の判断で投球が禁止されます。この場合でも、投手以外の守備位置で試合に出ることは差し支えありません。
休養日は観戦する側にとっても大事な日です。準々決勝のあとの休養日に移動して準決勝から見に行く、という組み立てもできます。日程が順延すると休養日の位置も動くため、出かける直前に日本高野連や阪神甲子園球場の発表を見ておくと安心です。
出場校が決まるまでの流れ
センバツの出場校は、秋の大会の結果をもとに選考委員会で選ばれます。秋の地区大会から1月の選考委員会まで、どんな順で進むのかを見ていきます。
秋の地区大会が選考の大きな材料
第98回の大会要項によると、出場校は都道府県の高野連が推薦した学校の中から選考委員会が選ぶ仕組みです。推薦にあたっては校風や品位も考えに入れるとされ、選考委員会は主に秋の大会の成績や試合の内容をもとに判断します。選考の決まりとしては、参加資格の規程や日本学生野球憲章に加えて、別に定めた選考ガイドラインも使われる形です。
秋の大会は、まず各都道府県で行われ、そこで勝ち上がった学校が地区大会に進みます。日本高野連が出した令和8年度 秋季地区大会開催日程では、北海道大会が10月7日から大和ハウス プレミストドームで20校、東北大会が10月12日から宮城の石巻市民球場などで18校、関東大会が10月17日から群馬の上毛新聞敷島球場などで15校の出場となっていました。
東京は都大会がそのまま地区大会の扱いで、10月3日から11月5日までスリーボンドスタジアム八王子などで64校が戦う日程です。北信越大会は10月10日から新潟のHARD OFF ECOスタジアム新潟などで16校、東海大会は10月17日から三重の四日市市霞ヶ浦第一野球場などで12校が出場します。近畿大会は10月17日から11月1日まで、京都のわかさスタジアム京都で16校が戦う予定です。
西の地区では、中国大会が10月23日から鳥取のどらドラパーク米子市民球場などで16校、四国大会が10月24日から香川のレクザムスタジアムなどで12校、九州大会が10月24日から熊本のリブワーク藤崎台球場で16校となっています。多くの地区大会は10月中に終わり、遅い地区でも11月の初めには決勝を迎えます。地区大会の組み合わせ抽選は、東京が9月28日、北海道と東北、北信越が9月30日、九州が10月16日などで、それぞれ大会の1〜2週間ほど前に行われました。
このうち北信越大会は10月18日に決勝があり、帝京長岡(新潟)が優勝、金沢(石川)が準優勝でした。新潟の高校野球を伝える新潟野球ドットコムもXで、両校が来春の選抜出場を確実にしたと伝えています。北信越の一般選考の枠は2校なので、決勝まで進んだ2校が有力になる、という見方です。地区大会で何勝したか、どんな相手にどんな試合をしたかが、1月の選考で細かく比べられることになります。
選考委員会は1月29日に開かれる
第99回大会の出場校を決める選考委員会は、令和9年(2027年)1月29日(金)に開かれます。主催の毎日新聞によると、会場は大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールです。この日に、一般選考の29校と21世紀枠の2校、神宮大会枠の1校を合わせた32校が発表され、補欠校もあわせて決まります。第98回の選考委員会も金曜日の1月30日で、第99回の1月29日も同じく金曜日にあたります。
前回の第98回大会では、選考委員会は2026年1月30日に開かれました。日本高野連の出場校一覧には、北照(北海道)が13年ぶり6回目、帝京(東京)が16年ぶり15回目、高川学園(山口)が42年ぶり2回目、帝京長岡(新潟)が初出場といった形で、学校ごとの出場回数が並んでいます。久しぶりの出場や初出場の学校が出るのも、選考で選ばれるセンバツならではの楽しみといえます。反対に、中京大中京(愛知)は5年ぶり33回目、熊本工(熊本)は9年ぶり22回目、東北(宮城)は3年ぶり21回目と、出場の回数を重ねてきた学校も多く選ばれました。
補欠校も地区ごとに決まります。第98回では、北海道が白樺学園、東京が関東一、北信越が敦賀気比(福井)と星稜(石川)、近畿が橿原学院と天理(ともに奈良)、九州が小林西(宮崎)と日本ウェルネス(沖縄)などでした。21世紀枠の補欠には、北海道の士別翔雲と東北の名取北(宮城)が選ばれています。出場校に辞退などがあった場合、補欠校が繰り上げで出場する仕組みです。補欠校の数は地区ごとに1〜2校で、北海道と東京は1校ずつでした。
選考委員会の日を過ぎると、出場校は甲子園に向けた準備に入ります。第98回の大会要項では、ベンチに入れる出場選手証明書を2026年2月19日(木)までに出すことになっていました。第99回でも、選考委員会から抽選会までのおよそ1か月の間に、選手の登録などの手続きが進んでいく流れになるでしょう。
選考委員会の当日は、テレビやインターネットで中継や速報があり、出場が決まった学校では校内で喜ぶ選手の姿が伝えられるのが恒例です。地元の学校の名前が呼ばれるかどうか、1月29日は高校野球ファンにとって大事な1日になります。
出場32校の地区ごとの枠
第99回大会の出場校は32校です。一般選考と特別枠の2つに分かれ、一般選考の29校は地区ごとに校数が決まっています。
一般選考29校の地区ごとの内わけ
出場校の数と地区ごとの枠は、2026年7月24日に大阪市内で開かれた選抜大会の運営委員会で承認されました。毎日新聞によると、第99回は第98回と同じく、一般選考29校、特別枠3校(21世紀枠2校、神宮大会枠1校)の合わせて32校が出場します。
一般選考の地区ごとの校数は、北海道1、東北3、関東・東京6、東海3、北信越2、近畿6、中国2、四国2、九州4です。足し合わせると29校になり、こちらも第98回と同じ内わけになっています。もっとも枠が多いのは関東・東京と近畿の6校で、北海道は1校だけという形です。
関東・東京の6校には、少しわかりにくい決まりがあります。まず関東から4校、東京から1校を選び、そのあと両地区の学校を比べて残りの1校を決めるという方法です。関東大会の5番手の学校と、東京都大会の準優勝校のどちらが選ばれるかは、選考委員会で毎年注目される点のひとつです。中国と四国も2校ずつの枠で、地区大会の成績だけでなく試合の内容も見比べて選ばれます。
第98回では、関東から佐野日大(栃木)、花咲徳栄(埼玉)、山梨学院(山梨)、専大松戸(千葉)、横浜(神奈川)の5校、東京から帝京の1校が選ばれ、6校目は関東の学校になりました。東北は八戸学院光星(青森)、花巻東(岩手)、東北(宮城)、東海は中京大中京、大垣日大(岐阜)、三重(三重)の3校ずつです。
前回の第98回の出場校を地区ごとに見ると、北信越からは帝京長岡と日本文理の新潟の2校が選ばれ、近畿からは近江と滋賀学園(ともに滋賀)、智辯学園(奈良)、大阪桐蔭(大阪)、神戸国際大付と東洋大姫路(ともに兵庫)の6校が出場しました。中国からは崇徳(広島)が33年ぶり4回目、高川学園(山口)が42年ぶり2回目の出場でした。四国からは英明(香川)と阿南光(徳島)が選ばれています。
九州からは九州国際大付(福岡)、長崎日大(長崎)、熊本工(熊本)、神村学園(鹿児島)、沖縄尚学(沖縄)の5校が一般選考と神宮大会枠で選ばれ、21世紀枠の長崎西を合わせると6校になりました。神宮大会枠が入った地区は、決められた枠より1校多く出られることになります。秋の成績しだいで、地区ごとの出場校の数が変わるのがセンバツのおもしろいところです。
21世紀枠と神宮大会枠の決まり方
特別枠の3校のうち、21世紀枠は2校です。21世紀枠は、秋の成績だけでなく、練習の環境や地域での活動など、ほかの学校の手本になる取り組みを見て選ばれる枠となっています。日本高野連の21世紀枠推薦校一覧には、第98回に向けて各都府県の連盟が推薦した学校が並び、一覧は2025年11月14日付けで、大分は推薦校なしでした。
都府県ごとの推薦校の中から、地区ごとに候補が1校ずつにしぼられ、最後に選考委員会で2校が選ばれます。第98回では、長崎西(長崎)が75年ぶり2回目、高知農(高知)が初出場で選ばれました。補欠には北海道の士別翔雲と東北の名取北が入り、推薦から選考まで2か月以上をかけて決まっていく枠です。第99回の推薦も、2026年の秋に各地で発表が始まっています。第98回のときは、2025年10月下旬から11月中旬にかけて、各都府県の推薦校が順に発表されていきました。
神宮大会枠は1校で、11月に行われる明治神宮野球大会の高校の部で優勝した学校の地区に、出場枠が1つ加わる仕組みです。2025年の第56回大会では、高校の部を九州国際大付が初めて制しました。そのため第98回の九州地区は、一般選考の4校に神宮大会枠の1校を足した5校が選ばれています。
2026年の大会は、明治神宮外苑創建百年記念の第五十七回明治神宮野球大会として、11月19日(木)から24日(火)まで明治神宮野球場で開かれます(雨天順延)。主催は明治神宮と日本学生野球協会です。組み合わせ抽選は10月18日に明治神宮野球場で行われました。日本学生野球協会の大会概要によると、高校の部は10校で、秋の地区大会で優勝した9校と東京都秋季大会の優勝校が出場します。大会は1970年(昭和45年)に明治神宮鎮座50年を記念して始まり、高校の部は1973年(昭和48年)の第4回大会から加わりました。
出場校一覧には、北海道地区の北海(3年ぶり5回目)、東北地区の仙台育英(4年ぶり9回目)、北信越地区の帝京長岡(2年連続2回目)がすでに載っています。入場料は一般席券2,000円、学生席券800円です。センバツの最後の1枠がどの地区に入るかは、この神宮大会の結果で決まります。
抽選会と開幕までの準備
出場校が決まると、3月の組み合わせ抽選会に向けて準備が進みます。抽選会の日程と、開幕までに出場校が守る決まりを見ていきます。
組み合わせ抽選会は3月5日
第99回大会の組み合わせ抽選会は、2027年3月5日(金)に行われます。毎日新聞の報道によると、会場は選考委員会と同じ大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールです。この抽選で1回戦の対戦相手と試合の日が決まり、観戦の予定を立てるのはここからが本番になります。
前回の第98回の大会要項では、組み合わせ抽選会は2026年3月6日(金)の午前9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、主催者と学校代表者、主将が立ち会うと書かれていました。抽選の方法は運営委員会があらかじめ決め、同じ地区の学校どうしが初戦で当たらないようにするなど、必要な工夫が入ります。前日の3月5日(木)の午後3時からは、出場校の責任教師と監督が出る代表者会議も開かれました。第1日に入った3試合は、開会式のあとの10時35分、13時00分、15時16分に始まっています。
抽選会で決まった組み合わせは、日本高野連のサイトにトーナメント表として載ります。第98回では、32校が1回戦から戦い、準々決勝、準決勝と勝ち上がって決勝までの5試合を勝ち抜いた学校が優勝となりました。1回戦の日にちによって、その後の試合の間隔も変わってきます。第98回の1回戦は、第1日の3月19日から第6日の24日まで続き、第2日から第5日までは1日3試合でした。第1試合は9時すぎ、第2試合は11時半から12時台、第3試合は14時から15時台に始まった日が多く、開門は8時が中心です。
抽選会から開幕までは2週間ほどです。この間に入場券の発売も始まります。第98回では、インターネットでの入場券の発売が抽選会の前日にあたる3月5日の午前10時に始まり、コンビニでの発売は3月7日の午前10時からでした。応援に行く日を決めるのは組み合わせが出てからになりますが、人気のカードは早く売れていくこともあります。
学校ごとの応援団は、抽選の結果を受けて、バスや宿の手配を急いで進めることになります。とくに初戦が大会の前半に入った学校は準備の時間が短くなるため、抽選会の日は応援する側にとっても大きな節目です。組み合わせが発表されたら、まず試合の日と第何試合かを確かめておきましょう。
練習試合の解禁と選手登録の締め切り
開幕までの期間には、出場校が守る決まりがいくつもあります。第98回の大会要項によると、練習試合は解禁日となる3月7日(土)から17日(火)まで行えますが、出場校(補欠校を含む)どうしの試合は大会が終わるまでできません。出場校は18日(水)からは、大会の行事を終えて学校に帰るまで、練習試合ができない決まりでした。学校に帰った翌日からは差し支えありません。補欠校は、18日以降も練習試合を続けることができます。開幕前の最後の調整の場として、この期間の試合は大切です。
選手の登録にも締め切りがあります。ベンチに入れるのは、出場選手証明書で登録した選手20人と、責任教師1人、監督1人、記録員1人です。第98回では、出場選手証明書の締め切りは2026年2月19日(木)でした。そのあとやむをえず選手を変えるときは、理由をそえて3月18日(水)午前9時までに大会事務局に出し、認められれば変更が可能です。
3月18日の午前9時をすぎてから、インフルエンザなど学校保健安全法施行規則に定める感染症の疑いがある選手が出た場合は、その学校の試合が始まる2時間前まで登録を変えることができます。感染が確かめられなければ次の試合から登録し直すことができ、感染していた場合は出席停止の期間をすぎてからになります。
出場校には、旅費と宿泊費も支給されるのが決まりです。1校22人(責任教師1人、監督1人、選手20人)までを対象に、学校の最寄り駅から大阪までの往復の普通運賃(特急や新幹線の料金を含む)が支給され、北海道と沖縄県の学校は航空運賃です。船を使う場合は、普通2等の乗船運賃が出ます。宿泊費は、開会式の予行の前日にあたる3月16日(月)から、その学校の最後の試合の日まで、1人1日10,000円が出ていました。
優勝校には優勝旗と優勝杯、優勝メダルが贈られ、準優勝校には準優勝旗と準優勝メダルが贈られます。優勝旗と優勝杯は持ち回りで、翌年の大会で返す決まりです。前の年に優勝した学校が選ばれなかった場合でも、開会式には責任教師1人と選手2人が出て優勝旗を返します。試合には、その年度の公認野球規則とアマチュア野球内規、高校野球特別規則が使われ、参加した選手には参加章が贈られます。
甲子園での観戦と前回大会の結果
甲子園で観戦する場合は、入場券の買い方を知っておくことが大切です。前回の第98回大会の決まりと、決勝までの戦いぶりを見ていきます。
入場券は全席指定で前売りが基本
第98回大会の入場券のページによると、入場券はすべて指定席の前売りでした。インターネットのチケットぴあ、ローソンチケット、甲チケでは3月5日の午前10時から、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップのコンビニでは3月7日の午前10時から発売されています。阪神甲子園球場の窓口で当日券が出るのは、席が残っている場合だけでした。
料金(税込)は、中央指定席が3,900円、1塁と3塁の指定席が3,400円、アルプス指定席が1,200円、外野指定席が700円です。こども料金は4歳から中学生までが対象で、1塁と3塁の指定席は1,200円、外野指定席は100円でした。入場券は4歳以上の人に必要で、4歳未満でも席を使う場合は入場券を買う必要があります。買い方によっては、料金とは別に手数料がかかることもあります。車いす席はアルプス席のエリアを除くすべての席で前売りされ、料金は1,950円、1,700円、600円、350円に分かれていました。
準々決勝までの試合は、チケットぴあのクレジットカード決済とローソンチケットで、試合の前日の22時まで買えました。甲チケは当日の最後の試合が終わるまで買えます。阪神甲子園球場の窓口では、前売り券の販売はありませんでした。準決勝と決勝は前日の午前10時から22時までの発売で、インターネットではクレジットカードの即時決済だけとなり、コンビニでの発売はありませんでした。
当日券は、阪神甲子園球場の当日券売り場で、開門の時間からその日の最後の試合が終わるまで売られます。支払いは現金だけで、インターネットなどで売り切れた日や席の場所は、当日券は出ません。天気が悪いときは当日券の発売を見合わせることもあります。買ったあとの日程や席の変更、払い戻しはできず、なくした場合の再発行もない決まりです。
主催者は、ネットオークションや転売サイトで入場券が高く取引されている例が多いとして注意をよびかけています。高校野球は教育の一環であり、多くの人に妥当な値段で見てもらいたいという考えからです。入場券は決められた販売サイトかコンビニで買うようにしましょう。第99回の入場券の情報は、日本高野連のサイトで改めて発表される見こみです。
第98回は大阪桐蔭が智辯学園を7対3で破り優勝
前回の第98回大会は、3月31日(火)の決勝で大阪桐蔭(大阪)が智辯学園(奈良)を7対3で破り、優勝しました。日本高野連の決勝の試合結果によると、大阪桐蔭は2回に1点、3回に2点を入れ、7回には4点を加えています。智辯学園は3回、4回、6回に1点ずつ返しましたが、届きませんでした。
決勝は12時30分に始まり、14時52分に終わりました。観客数は25,000人で、そのあと15時12分から閉会式が行われています。近畿の学校どうしの決勝となり、春の甲子園の最後を大勢のファンが見届けました。閉会式は15時48分に終わり、閉会式の観客数は16,000人と発表されています。
準決勝は3月29日(日)に行われ、第1試合では智辯学園が中京大中京(愛知)に2対1で勝ち、第2試合では大阪桐蔭が専大松戸(千葉)を3対2で下しています。どちらも1点差の接戦で、休養日をはさんで決勝に進みました。準決勝の翌日の30日(月)が休養日です。その前の準々決勝は3月27日に4試合が行われ、中京大中京、智辯学園、専大松戸、大阪桐蔭の4校が勝ち残りました。32校のトーナメントのため、決勝までの試合数は31試合になります。
大阪桐蔭は2年ぶり16回目、智辯学園は5年ぶり15回目の出場でした。大阪桐蔭は第6日の1回戦で熊本工(熊本)を6対0で下して勝ち上がり、準々決勝では英明(香川)と対戦しています。智辯学園は準決勝で中京大中京を破り、近畿どうしの決勝が実現しました。
第98回の大会は32校が出場し、北海道の北照から沖縄の沖縄尚学まで、各地の代表が甲子園で戦いました。初出場の帝京長岡(新潟)と高知農(高知)、75年ぶりの出場となった長崎西(長崎)など、久しぶりに甲子園の土を踏んだ学校も話題になっています。
優勝旗と優勝杯は持ち回りのため、大阪桐蔭は第99回の開会式で優勝旗を返すことになります。夏の第108回全国高校野球選手権大会では、智辯和歌山(和歌山)が健大高崎(群馬)を4対3で破って優勝しました。春の王者と夏の王者が、それぞれ秋の大会でどこまで勝ち上がり、来春の甲子園に戻ってくるのかも、第99回の見どころといえるでしょう。
センバツ2027の日程のまとめ
第99回選抜高校野球大会の日程について、おさえておきたい5つの点をまとめます。
- 第99回は2027年3月19日に阪神甲子園球場で開幕し、休養日2日を含む13日間の日程
- 出場校を決める選考委員会は1月29日、組み合わせ抽選会は3月5日
- 出場は32校で、一般選考29校と21世紀枠2校、神宮大会枠1校
- 一般選考の枠は北海道1、東北3、関東・東京6、東海3、北信越2、近畿6、中国2、四国2、九州4
- 入場券は全席指定の前売りが基本で、当日券は席が残っている場合だけ
秋の地区大会と11月の明治神宮大会の結果を追いかけておくと、1月の選考委員会がいっそう楽しみになります。