札幌日大高は南北海道大会の決勝で駒大苫小牧高を5対3で破り、2年ぶり2度目となる夏の甲子園出場を決めました⚾
決勝では3回に6連打で4点を先制し、4回には久保友弦選手の本塁打で追加点。エース石川瑛二朗投手から前田泰佑投手へつなぐ継投で、駒大苫小牧高の追い上げを振り切りました。
この記事では、南北海道・札幌日大高の2026メンバー20人について、出身中学や中学時代の所属チームを一覧で紹介します。さらに、甲子園で注目したい選手7人や、南北海道大会を勝ち抜いた強さも分かりやすく解説します。
情報は大会の試合結果、登録メンバー表、学校公式情報、北海道高等学校野球連盟、主要スポーツ媒体などを照合しています。選手名の漢字や学年について媒体間で表記が異なる場合は、南北海道大会の登録情報と試合速報を優先しました。
南北海道・札幌日大高が甲子園出場を決めるまでの戦績
札幌日大高は南北海道大会で6試合を戦い、合計45得点、11失点という安定した内容で頂点に立ちました。初戦から決勝までの結果は次の通りです。
| 試合 | 対戦校 | 結果 |
|---|---|---|
| 2回戦 | 札幌北高 | 9対2 |
| 3回戦 | 市立函館高 | 7対0 |
| 4回戦 | 札幌新川高 | 9対1 |
| 準々決勝 | 北海学園札幌高 | 9対1 |
| 準決勝 | 北海道栄高 | 6対4 |
| 決勝 | 駒大苫小牧高 | 5対3 |
札幌日大高の大きな特徴は、特定の選手だけに頼らず、上位から下位まで得点に絡めることです。最初の4試合はいずれも7点以上を奪っており、相手投手が少しでも制球を乱すと、一気に試合の流れを引き寄せました。
一方、準決勝の北海道栄高戦は6対4、決勝の駒大苫小牧高戦は5対3。大会終盤は簡単に点差が広がらないなかでも、最後までリードを守っています。打線の勢いだけではなく、接戦を勝ち切る守備力や継投力が備わっていたことが分かります。
決勝では、両校無得点で迎えた3回表に札幌日大高打線がつながりました。2死から星野穣一郎選手、野川咲空選手が連続安打で好機をつくり、川合黎選手の適時二塁打で先制。続く前田和磨選手が2点適時打、中塚響大選手も適時打を放ち、一挙4点を奪いました。
4回には8番の久保友弦選手が右翼席へ本塁打。上位打線でつくった流れを下位打線がさらに広げた、札幌日大高らしい攻撃でした✨
先発した石川瑛二朗投手は8回途中まで投げて3失点。無死満塁となった場面で登板した2年生左腕・前田泰佑投手が最少失点で切り抜け、そのまま9回も抑えました。先発の柱と救援投手が役割を果たしたことで、駒大苫小牧高の反撃を3点に抑えています。
札幌日大高の強さは打線の厚みと左右の投手陣
南北海道大会の札幌日大高は、星野穣一郎選手、野川咲空選手、川合黎選手、前田和磨選手、中塚響大選手が並ぶ上位打線に得点力がありました。決勝の3回に記録した6連打は、1人の長打に頼るのではなく、各打者が次につなぐ意識を持っていたからこそ生まれた攻撃です。
1番の星野選手が出塁し、2番の野川選手が走者を進めるだけでなく自ら安打を放つ。そこから川合選手、前田和選手、中塚選手が走者をかえす形は、相手投手にとって息をつく場所がありません。
6番以降にも岡勇仁選手、芳賀冠大朗選手、久保友弦選手、小森桜暉選手が控えています。決勝では久保選手が本塁打を放ち、小森選手も二塁打を記録しました。下位打線から上位へ好機をつなげられることも、得点数が安定した理由といえるでしょう。
投手陣の中心は最速144キロと報じられている右腕・石川瑛二朗投手です。春季北海道大会の駒大苫小牧高戦では144球を投げて完投勝利。南北海道大会の準決勝でも北海道栄高を相手に9回を投げ切り、8奪三振を記録しました。決勝でも先発を任されており、大切な試合を任せられるエースです。
さらに、左腕の前田泰佑投手や山田頼希投手、右腕の熊谷冬真投手が控えます。決勝の前田泰投手のように、試合途中から流れを変えられる投手がいるのは心強いですね。
春季北海道大会では駒大苫小牧高、北照高を破って4強入り。準決勝ではクラーク記念国際高に4対6で敗れたものの、道内の強豪校と接戦を重ねた経験が南北海道大会につながりました。
札幌日大高は学校公式情報で、野球部の目標として甲子園出場と日本一を掲げています。春から秋はメイン球場やサブグラウンドなどで練習し、冬も室内練習場や投球練習ができる施設を使用。体力強化だけでなく、栄養講習や体調管理にも取り組む環境が整っています。
打力、守備力、投手力に加え、接戦で慌てない経験があること。これが札幌日大高の総合的な強さです⚾
札幌日大高2026メンバー20人の出身中学一覧
南北海道大会に登録された札幌日大高のメンバーは20人です。出身中学と中学時代の所属チームを一覧にしました。
| 背番号 | 選手名 | 学年 | 出身中学 | 中学時代の所属 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 石川瑛二朗 | 3年 | 苫小牧市立ウトナイ中 | 苫小牧ボーイズ |
| 2 | 前田和磨 | 3年 | 札幌市立白石中 | 札幌羊ケ丘リトルシニア |
| 3 | 岡勇仁 | 2年 | 恵庭市立恵明中 | 恵庭リトルシニア |
| 4 | 芳賀冠大朗 | 3年 | 札幌市立中央中 | 札幌西リトルシニア |
| 5 | 川合黎 | 3年 | 浦河町立荻伏中 | 日高リトルシニア |
| 6 | 中塚響大 | 3年 | 北広島市立西の里中 | 札幌豊平東リトルシニア |
| 7 | 森岡葵都 | 2年 | 札幌市立屯田北中 | T・TBC |
| 8 | 野川咲空 | 3年 | 士別市立士別南中 | 旭川道北ボーイズ |
| 9 | 星野穣一郎 | 3年 | 札幌市立柏丘中 | 札幌白石リトルシニア |
| 10 | 山田頼希 | 3年 | 千歳市立勇舞中 | 恵庭リトルシニア |
| 11 | 前田泰佑 | 2年 | 札幌市立北野中 | 札幌真駒内リトルシニア |
| 12 | 古屋瑠音 | 2年 | 札幌市立北都中 | 札幌真駒内リトルシニア |
| 13 | 島諒大郎 | 3年 | 札幌市立柏丘中 | 中学軟式野球部 |
| 14 | 千葉心翔 | 3年 | 札幌市立星置中 | 札幌西リトルシニア |
| 15 | 渡會将大 | 2年 | 岩見沢市立光陵中 | 岩見沢リトルシニア |
| 16 | 幌村偲月 | 2年 | 新ひだか町立静内第三中 | 日高リトルシニア |
| 17 | 小森桜暉 | 3年 | 恵庭市立恵北中 | 恵庭リトルシニア |
| 18 | 熊谷冬真 | 2年 | 帯広市立南町中 | 中学軟式野球部 |
| 19 | 中井遥都 | 3年 | 札幌市立新陵中 | 札幌手稲ボーイズ |
| 20 | 久保友弦 | 3年 | 札幌市立北都中 | 中学軟式野球部 |
20人全員が北海道内の中学校または道内の中学野球チームで経験を積んでいます。札幌市内だけでなく、苫小牧、士別、浦河、帯広、岩見沢、新ひだか、恵庭、北広島、千歳など、北海道各地から選手が集まっていることが特徴です。
学年別では3年生が13人、2年生が7人。主力には3年生が多いものの、岡勇仁選手、森岡葵都選手、前田泰佑投手、古屋瑠音選手、渡會将大選手、幌村偲月選手、熊谷冬真投手といった2年生も登録されています。
甲子園では3年生の経験に加えて、勢いのある2年生がどのような働きを見せるかも楽しみです😊
なお、選手名や出身中学には媒体によって異なる表記が見られます。特に旧字体、送り仮名、名前の漢字は誤記が起きやすいため、この記事では南北海道大会の登録メンバー表と試合速報で確認できる表記を採用しています。
出身チームはリトルシニアが中心で中学軟式出身も活躍
札幌日大高の登録メンバー20人を中学時代の所属別に分けると、リトルシニア出身が13人、ボーイズ出身が3人、T・TBC出身が1人、中学軟式野球部出身が3人です。
リトルシニアでは、札幌羊ケ丘、恵庭、札幌西、日高、札幌豊平東、札幌白石、札幌真駒内、岩見沢から選手が集まっています。特定の一つのチームに偏っているのではなく、北海道内の複数チームから選手が入部している点が印象的です。
恵庭リトルシニア出身は岡勇仁選手、山田頼希投手、小森桜暉選手の3人。日高リトルシニア出身は川合黎選手と幌村偲月選手、札幌西リトルシニア出身は芳賀冠大朗選手と千葉心翔選手です。
札幌真駒内リトルシニア出身には、投手の前田泰佑選手と捕手の古屋瑠音選手がいます。同じ中学硬式チームでプレーした選手が高校でも投手と捕手として登録されているのは、ファンとしても気になるところですね。
ボーイズ出身は石川瑛二朗投手、野川咲空選手、中井遥都選手の3人です。石川投手は苫小牧ボーイズ、野川選手は旭川道北ボーイズ、中井選手は札幌手稲ボーイズで経験を積みました。札幌市だけでなく、道央や道北からも主力選手が集まっています。
一方で、中学軟式野球部出身の島諒大郎選手、熊谷冬真投手、久保友弦選手も登録されています。決勝で本塁打を放った久保選手は、札幌市立北都中の軟式野球部出身。中学硬式の経験がなくても、高校で力を伸ばして大舞台の主役になれることを示しました。
また、学校の近隣地域だけから選手を集めているわけではありません。浦河町立荻伏中出身の川合選手、士別市立士別南中出身の野川選手、帯広市立南町中出身の熊谷投手など、通学圏を越えた地域の選手もいます。札幌日大高には男子寮があり、隣接する室内練習場も整備されています。北海道の長い冬でも練習を続けやすい環境は、遠方から進学する選手にとって大きな魅力でしょう。
札幌日大高は中学硬式の技術を持つ選手だけでなく、中学軟式で育った選手も伸ばしているチームです。異なる環境で学んできた選手が、それぞれの持ち味を生かして一つの打線や投手陣をつくっています。
札幌日大高の注目選手おすすめ7選
札幌日大高は登録メンバー全員に役割がありますが、甲子園で特に注目したい選手を7人に絞って紹介します。
1人目は石川瑛二朗投手です。
石川投手は苫小牧市立ウトナイ中、苫小牧ボーイズ出身の3年生右腕。右投げ左打ちで、最速144キロと報じられています。
春季北海道大会の駒大苫小牧高戦では、9安打を浴びながら144球を投げて3対2で完投勝利。8回の1死満塁を連続三振で切り抜ける粘りを見せました。味方が勝ち越した9回もマウンドを守り、公式戦初の9回完投を記録しています。
南北海道大会でも先発の柱として登板し、準決勝の北海道栄高戦では9回を投げて6対4で完投勝利。決勝の駒大苫小牧高戦では8回途中まで投げ、甲子園出場に大きく貢献しました。
石川投手の魅力は球速だけではありません。直球に変化球を交ぜ、走者を背負ってからも粘れるところが強みです。甲子園でも札幌日大高の勝敗を左右する中心選手になるでしょう。
2人目は川合黎選手です。
川合選手は浦河町立荻伏中、日高リトルシニア出身の3年生内野手。右投げ右打ちで、三塁を守る主軸打者です。
春季北海道大会の駒大苫小牧高戦では、同点の9回に決勝本塁打を放ちました。さらに、南北海道大会決勝でも3回2死一、三塁の好機で適時二塁打を放ち、先制点を記録しています。
勝負どころで長打を打てることが川合選手の魅力です。決勝の先制打は、両校無得点の緊張した展開を動かしました。札幌日大高が得意とする連打の中心にいる選手であり、甲子園でも3番打者として期待されます。
3人目は前田和磨選手です。
前田和選手は札幌市立白石中、札幌羊ケ丘リトルシニア出身の3年生捕手。決勝では4番捕手として先発しました。
南北海道大会決勝の3回、川合選手の適時二塁打に続いて左前へ2点適時打を放ち、リードを一気に3点へ広げています。先制直後に追加点を奪ったことで、札幌日大高が試合の主導権を握りました。
捕手として石川投手や前田泰投手を支えながら、打線では4番を任される攻守の要です。投手の特徴を引き出す配球と、走者をかえす打撃の両方に注目したいですね。
4人目は星野穣一郎選手です。
星野選手は札幌市立柏丘中、札幌白石リトルシニア出身の3年生外野手。右投げ右打ちで、決勝では1番右翼として出場しました。
決勝の3回は2死走者なしから左前打を放ち、6連打のきっかけをつくりました。2死から出塁できる1番打者がいることで、相手投手は簡単に回を終えられません。
1番打者には出塁する力だけでなく、試合の流れを読み、後続が打ちやすい状況をつくる役割も求められます。星野選手が塁に出ると、野川選手、川合選手、前田和選手へつながるため、札幌日大高の得点力が一気に高まります。
野川咲空・久保友弦・前田泰佑の働きも見逃せない
5人目は野川咲空選手です。
野川選手は士別市立士別南中、旭川道北ボーイズ出身の3年生外野手。右投げ左打ちで、決勝では2番中堅として先発しました。
決勝の3回には星野選手に続いて中前打を放ち、一、三塁へ好機を広げました。2番打者というと送りバントの印象を持つ方もいるかもしれませんが、野川選手は自ら安打を放って得点機を拡大できる選手です。
星野選手が出塁した後、野川選手がどのような打撃や走塁を見せるかによって、札幌日大高の攻撃の形が変わります。中堅の守備範囲を含め、攻守で注目したい選手です。
6人目は久保友弦選手です。
久保選手は札幌市立北都中の軟式野球部出身で、右投げ左打ちの3年生。南北海道大会決勝では8番指名打者として先発し、4回に右翼席へ本塁打を放ちました。
札幌日大高が4対1とリードしていた場面での一発は、相手へ再び重圧をかける大きな追加点となりました。3回の6連打で上位打線が得点した直後に、下位打線から本塁打が出たことは、札幌日大高打線の厚さを象徴しています。
中学軟式野球部から高校で力を伸ばし、南北海道大会の決勝で本塁打を放った点も見逃せません。甲子園では指名打者制がないため、起用法は南北海道大会と変わる可能性がありますが、代打を含めて一打がほしい場面で期待される打者です。
7人目は前田泰佑投手です。
前田泰投手は札幌市立北野中、札幌真駒内リトルシニア出身の2年生左腕。決勝では8回無死満塁という非常に難しい場面で登板しました。
最初の打者を一邪飛に打ち取り、次打者の中犠飛で1点を失ったものの、後続を三振に抑えて2点差を守りました。9回も四球の走者を出しながら無失点に抑え、最後の打者を一ゴロに打ち取っています。
甲子園出場が決まる決勝で、2年生投手が無死満塁から登板するのは大きな重圧がかかる場面です。そこで慌てずにアウトを重ねた経験は、甲子園でも大きな財産になるでしょう。
札幌日大高を観戦するときは、石川投手の立ち上がり、星野選手と野川選手の出塁、川合選手と前田和選手の勝負強い打撃に注目してみてください。さらに、久保選手をはじめとする下位打線、前田泰投手の救援が機能すれば、全国の舞台でも札幌日大高らしい試合運びが期待できます。
南北海道大会では6試合すべてで5得点以上を記録し、失点は合計11点。打線の勢いだけでなく、石川投手を中心とした投手陣と守備が安定していました。
20人全員が北海道内の中学校や道内チームで育ったメンバーです。地元で積み重ねてきた経験を甲子園でどのように発揮するのか、楽しみに応援したいですね📣
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