高校野球の伝令、タイムは何回まで?攻撃・守備の数え方と30秒の始点を見よう

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ピンチのマウンドへ、ベンチから伝令が走る。少し前にもタイムがあった気がするけれど、あと何回使えるんだろう?

高校野球の2026年版特別規則では、守備側の伝令は1試合3回まで。攻撃側の、打者・走者への伝令も1試合3回までです。攻撃と守備を全部足して3回、ではないよ。

ただ、捕手が一人で投手へ近寄る場面や、投手交代の場面まで同じように数えると、途中で合わなくなります。まず、誰が、どんな用事で集まったかを見よう。

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伝令の3回と、内野手が一人で行く回数は分けて考えよう

伝令は、監督の指示などを選手へ伝えに行く役です。日本高野連の2026年版特別規則の第14・15項をもとに、主な違いを並べます。イニングは、ひとつの回のことです。

場面 規則上の回数の考え方
守備側が伝令をマウンドへ出す 1試合3回まで
攻撃側が打者・走者へ伝令を出す 1試合3回まで
捕手を含む内野手が一人で投手のもとへ行く 1イニングにつき1回、1人だけ
内野手が2人以上、作戦の相談でマウンドへ行く 守備側のタイム1回として数える扱い

捕手も、ここでは内野手に含まれています。

例えば、守備側の伝令を2回、攻撃側の伝令を1回使った、という説明用の場面なら、その二つは別々の回数です。いっぽう、捕手一人が投手へ行ったから、必ず守備の伝令を一回使った、とは数えられません。

なるほど、走っていった人数だけ見ても足りないんだね。

規則には、伝令が投手のもとへ行ったときは、内野手が投手へ行った回数には数えないともあります。監督が自分でマウンドへ行くプロ野球の場面と重ねずに見よう。高校野球では、試合中に監督がグラウンドへ出ることはできないと定められています。

紙で基本の規則も読みたい人には、日本プロフェッショナル野球組織・全日本野球協会編の『公認野球規則2026』があります。ISBNという本の識別番号は9784583118017です。高校独自のタイム運用は、この本だけで済ませず、上の高校野球特別規則も一緒に開いてね。

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30秒は、マウンドに着いてから始まるわけではないよ

伝令の時間は、攻撃側・守備側とも、審判員がタイムを宣告してから30秒以内。走って移動する時間も、その後の説明も、この始点を意識すると見え方が変わります。

守備側で、伝令がマウンドへ行ったかどうかは、一塁側・三塁側へ引かれたファウルラインを越えたかが基準です。投手のすぐ横へ着いたところから回数を数え始める、というルールではありません。

そして投手交代の際は、伝令や野手がマウンドへ行っても、タイムの回数には数えません。ただし、投手が投げ慣らす準備投球が始まってから、再び伝令が行ったり複数の野手が集まったりした場合は数えます。

カバーリング、つまり塁や本塁を守るために動いた投手に野手がついて戻る場合も、自然な一連の動きだと審判員が認めれば、回数に数えません。立ち止まって作戦を打ち合わせたと見なされる場合は、タイムとして数えます。

同じような輪に見えても、その直前に何があったかで違うんだね。交代の続きなのか、準備投球が始まったあとなのか。中継なら、ひとつ前の場面も追ってみてください。

延長では、残りをそのまま持ち越す数え方から変わる

延長回のタイブレーク、つまり走者を置いて始める延長の方式に入った場合は、それ以前に何回使ったかに関係なく、攻撃側・守備側それぞれ、1イニングにつき1回の伝令が認められます。

9回までに守備の伝令を使い切ったから、その後もずっと出せない、ということではありません。ここは延長へ入ったところで、見方を切り替えよう。

相手側のタイム中に伝令を出すことも認められます。ただし相手のタイムが終わっても自分たちが続ける場合は、自分たちのタイムとして数えます。相手が止めてくれたから、いつまでも相談できる、ではないんです。

観戦メモを付けるなら、「攻撃の伝令」「守備の伝令」を分けるところからで十分。映像に映らなかった場面は、推測で一回足さなくていいよ。球審は伝令のたびにベンチの監督へ回数を指で確認する運用です。

次に伝令が走ったら、まず攻撃か守備か。そして、投手交代の場面だったか。そこが見えると、ただ試合が止まった時間から、何を確かめている時間なのかへ一歩進めるね!

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この記事を書いた人

高校野球の注目校や選手、大会の話題を整理する編集部です。出身校や選手情報は公開資料をもとに扱い、未確認の情報を事実として載せないことを大切にします。

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