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野手にはまだ触れていない打球がベースに当たって、思わぬ方向へ跳ねる。その先には、ファウル地域へ出ている走者。
そこへ触れたら、ファウルだから大丈夫?
この場面は、2026年の改正内容を確かめたいところです。全日本野球協会の修正一覧では、塁に触れて反転したフェアボールが走者に触れた場合、ファウル地域で触れた場合もアウト、ボールデッドとすると説明されています。
線の外にいたかどうかだけで、結論を出さないのがポイントです。
「ファウル地域にいる」と「ファウルボール」は分けて見よう
ファウル地域は、一塁側・三塁側のファウルラインの外側の地域です。一方、フェアボールかファウルボールかは、打球の判定の話です。
ここで扱うのは、先に塁に当たったフェアボールが反転して、走者に触れた場面。最初からファウルボールだった場面と混ぜずに見ましょう。
日本高野連が公開する全日本野球協会「野球審判員マニュアル第5版・2026年修正一覧」の14〜15ページには、この変更が説明されています。
以前の説明には、塁で反転したボールにファウル地域で触れた場合、アウトにならないという扱いがありました。2026年の改正では、触れた地域がフェア側かファウル側かにかかわらず、アウトでボールデッドとする説明になっています。
ボールデッドは、プレーを進められない状態のことです。走者がアウトになった後も、そのまま自由に次の塁へ進める、と考えないようにしましょう。
昔の解説と今の案内で違う答えを見つけたら、片方を覚え間違いと決める前に、何年の説明かを見てみてください。今回のように、年度の改正が関係することがあります。
中継のメモには、線の内外より前に「何に当たったか」を
観戦中、このプレーが気になったら、まず打球の順番を追ってみましょう。
「打った球が塁に当たる」「その後、走者に触れる」「審判がアウトとプレー停止を示す」。見えた出来事を、このように分けて残す方法があります。
もちろん、映像で途中が見えないこともあります。内野手が先に触れたかどうかなど、別の条件まで、見えなかったのに埋める必要はありません。今回の一つの説明を、打球と走者が接触するすべての場面へ広げず、判定の説明を待ちましょう。
規則を手元で引きたいなら、『公認野球規則2026』の掲載を見るという選択肢があります。出版社の書誌と照合したISBNは9784583118017です。
これは規則書の2026年版です。この記事の変更点の説明は、上記の公開修正一覧を根拠にしています。
高校野球の中継で、ベースに当たって跳ねた一球を見たら、走者が線の外へ出たところだけで止めず、球がそこへ来るまでを追ってみてください。
「あ、先にベースに当たっていたんだ」。その一点が分かると、読み直すルールも探しやすくなります。