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内野ゴロ。一塁はセーフ! でも打者走者は、そのままベースの先へ走っていく。
あれ、塁から離れたところをタッチしたらアウトじゃないの? 中継でここが気になったら、一塁を駆け抜ける場面と、二塁を狙う場面を分けて見よう。
一塁を駆け抜け、ただちに戻る打者走者は、ベースから離れたという理由だけで触球アウトにはなりません。一方、二塁を狙う動きを見せた場合は、帰塁前にタッチされるとアウトになります。
一塁へ着いた瞬間のセーフだけで、次のプレーまで全部が終わるわけではないんだね。
二塁へ行く動きがあったら、ファウル側でも注意
ボールを打つなどして一塁へ向かう打者を「打者走者」と呼びます。ここで扱うのは、その打者走者が一塁を通り過ぎる場面です。
見るのは、通り過ぎたあとに何をしたか。
一塁へ戻ろうとしているのか。それとも、送球がそれたのを見て二塁へ進もうとしたのか。ベースを踏んだところで視線を切らず、その後の動きも追ってみよう。
読売巨人軍が公開する指導資料も、一塁を駆け抜けた後、二塁へ行こうとする動きを見せれば、フェア地域でもファウル地域でも、タッチされればアウトになると説明しています。
ここっ! ファウル側へ入れば、それだけで安全になるとは考えないでね。
たとえば、二塁をうかがった後に一塁へ戻ろうとする場面なら、戻り切る前のタッチも見ます。「最後は一塁に帰るつもりだった」だけでは、その途中のアウトを避けられないんです。
動きの判断を、テレビに映った一瞬だけで断定するのは難しいこともあります。何歩、何度体を向けたら必ず進塁の意思になる、という独自の線引きはせず、走者の動きと審判の判定を続けて見よう。
ただちに戻らない場合には、アピールの規則もある
日本高野連の公開資料「アピールプレイ」には、一塁を通り過ぎたり滑り過ぎたりした後、ただちに帰塁しなかった場合の項目があります。
アピールとは、守備側が規則に反した行為を指摘し、審判へアウトの判断を求めることです。
NPBが公開する規則5.09(c)(3)の文章では、この場合、一塁へ戻る前に身体または塁へ触球されたとき、という条件も示されています。通過してから、いつまでも塁を離れていてよいという話にはしないでね。
細かい条件を紙で引きたい人には、『公認野球規則2026』が候補です。出版社と楽天の掲載で、日本プロフェッショナル野球組織・全日本野球協会編集、ISBN9784583118017の同じ年版を確認できます。
高校野球では、高野連の手引きや特別規則も合わせて参照しよう。この一冊の案内だけで、各大会の決まりまで全部同じだと考えることはできません。
次に一塁際の場面が映ったら、まず一塁へ着いたところ、その後の二塁を狙う動き、戻る前のタッチ、と順に目を移してみて。セーフのコールの後にも、見どころが続いているよ!
参照:日本高野連「アピールプレイ」PDF、NPB・規則5.09(c)(3)の2017年度改正、読売巨人軍の指導資料「走る&ゲーム」PDF・一塁駆け抜け、出版社の2026年版案内。確認日:2026年10月19日。